うまいしめ鯖の作り方

どうしてもしめ鯖が食べたくって、近くのスーパーの鯖の切り身でしめ鯖を作ることにした。

ずーっとずっと食べたくて、スーパーに活きのいい鯖が入るのをチェックしていたのだけれども、なかなか良い鯖が入らない。で、どうしても我慢できずに、半身がパックに入っているつまり調理済みの鯖でしめ鯖を作ってみることにしたのだ。

「これでしめ鯖作ったら食べる?」

妻に聞いてみると、微妙な顔。そりゃそうだ。

「これ塩焼き用ってシール貼ってあるじゃん」

いや、それはさ、鯖の切り身に「刺身用」ってありえないでしょ。どんなに鮮度が良くても塩焼き用になってしまうんだよ。
と説得してみるが、微妙な顔。そりゃそうだ。僕だってちょっと不安だもの(笑)


しかし、この欲望をがまんできないのである。だって食欲の秋だもの。


ということで、半ば強引にしめ鯖を作ることにした。

えええぇ、しめ鯖って家で作るの?とだれもが驚くのだけども、しめ鯖は一度手作りの味を知ってしまったら、スーパーや居酒屋のしめ鯖なんてぜってぇ食えないよ。保証するのだ。普段見掛けるしめ鯖は全体が白っぽくなってしまって、酸っぱいだけの魚の切り身だ。

手作りのしめ鯖はとてもジューシーで脂が乗っていて、酸味がきつくなくまるで生の刺身のようなのだ。

作り方はいたって簡単。まず大量の塩で身を包み、冷蔵庫で2時間ほどおく。

その後、塩を洗い、今度は浸かるほどの酢(だし昆布と砂糖を適量いれる。砂糖は200ccくらいに大さじ2杯くらいかな。適当。)に漬けこむ。

また冷蔵庫で1時間30分くらい寝かすと出来上がり。

毛抜きで小骨をとり、透明の薄皮があるのでそれをそっとはがして完成。とっても簡単。


できあがったしめ鯖はこちら。ああぁ幸せなうまさだ・・・・。まるで刺身のようなジューシーさ。

妻は、おそるおそる2切れ食べて箸をおいてしまった。やっぱりちょっと怖いようだ。

やっぱり鯖に当たると怖いんだろうか・・・当たったことがないのでまったくわからない。こんだけうまかったらあたっても良いと思ってしまうのだけども。