日本人はもっと優しくなるべきなのだ

Skype社のカントリーマネージャの岩田さんのブログで、福田首相の辞任を受けての感想がアップされていた。
日本人は他人に対して厳しすぎるということとそれが生み出す悪循環。

いやーなるほどという感じだ。いままさに日本社会の閉塞感はこういった要素が大きな原因なのかもしれない。

1. 他人に厳しい。批判的なことを言わないといけないと思っている

2. 自分が他人に対して厳しいため、自分が何かするときその逆の立場になる(批判を浴びる)の恐れて、思った通りに行動できない

3. 思った通りに行動する人を見ると、半分ねたみにも似た感情と、自粛した自分の「奥ゆかしさ(?)」を挙げて、思慮浅いという批判めいた感想を抱く。

4. たまにスターが現れても、褒められることなく、批判だけを浴びることにより当初の志を失ってしまう。

5. 日本国内で批判しあっているうちに、リーダーの誕生や画期的な法律制定などが事実上不可能となり、気づけば欧米、アジア諸国に負けていく。

これは思いつきなのだけれども、本当にわれわれが自覚しないといけないのは、本来的な「恥」を知ることである気がしてきた。
・行動する人を批判することを恥ずかしいと思うこと。
・行動して失敗した人をみて冷やかに見ること、批判すること。
・行動しない自分を恥ずかしいと思うこと。

どうも「恥ずかしい行為」、「恥ずべき行為」の意味合いが徐々に矮小化されてしまっているように思える。僕らはこの意味をもう一度取り戻さないといけないように思える。そのためには皆で声高にもっと褒めるという行為をしていくんだとそういう意味なんだと思った。