イー・モバイルから音声通話端末「S11HT」が出た

ついに、イー・モバイルから高速データ通信+音声通話が可能な端末が発表された。その名もEMONSTER。3月28日からサービススタートということだ。


S11HTEMONSTER)は、音声通話機能を持つスマートフォン。ベースはHTCの世界的なスタンダードモデル「HTC TyTN?」。OSは、Windows Mobile 6 Professional Edition。契約時の支払い金額は、新にねん(2年間の利用を前提とした長期契約割引)に、ご加入アシストにねん(毎月1000円を2年間支払うことで初期費用を24000円割り引くプラン)を付けることで1万9980円となる。ただし、新にねんだけの契約だと4万3980円、ベーシック(年とく割含む)契約の場合は6万7980円となる。

CNETより抜粋
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20368117-2,00.htm

これほしいなぁ。いまのウィルコムW-ZERO3 Advanced[es]はスピードと接続性の問題で多少ストレスを感じている。なのでもしこれでPCと接続してモデム代わりにも使えて、料金そのままって言うんならほんとに考えてしまうなぁ。

しかし2年契約しないと安くならないという料金プランがまた悩ましい。2年後は確実に今より通信環境が充実しているだろう。

次世代高速通信技術であるWiMAXの商用サービススタートが2009年夏といわれているだけに、いまイー・モバイルに乗るのがいいのか、あとちょっと我慢するべきか悩んでいる人は本当に多いんじゃないかと思う。

そういう意味で言うと、この2年縛りにするイー・モバイルの戦略は安易すぎやしないかとも思う。ボクのように悩んだ挙句に、買い控えるユーザーも多いだろう。「乗り換えないほうがお得」であると自ら気がつかせてしまうのだ。戦略的には「今乗り換えたほうが得」というメッセージを投げない限り、この変化の早い携帯業界、PDA業界では誰も自らキャリアを変えようとは思わないのじゃないだろうか。