ダースベイダーの鎧兜(よろいかぶと)

先日、娘の初節句用に雛人形を買いに浅草橋まででかけていった。

浅草橋には3大人形屋さんの久月、秀月、吉徳がある。はやい人は1月くらいに買いにくるようだけども、なんだかんだで、ずるずると遅くなってしまったのだ。

行く前に下調べをしておき、購入は吉徳でと決めていた。「顔がいのちのよーしとーくー」というフレーズを子供のころから刷り込まれているので、妻から吉徳がいいらしいよと言われたときに、何の迷いもなかったのだ。

この日は、ちょうど大安という日でもあり店内は非常に混雑していた。それでも人ごみを掻き分けて店内を物色する。店員とちょっと話をしてみると、人形はすべて手作りのため、数が限られている。気に入ったのがあったらすぐに決めないと、目を放した隙に売切れてしまう可能性もある。とのことで大慌てで決めることになってしまった。

結局、ファーストインプレッションで表情や着物の柄が気に入ったものを購入することができた。購入した時点ではのこりあと5つだったが、店をでるときにはのこりあと3つになっていた。もう数時間遅れていたらきっとなくなっていたと思うとあぶないところだったかもしれない。

ちなみに購入はデパートなどよりも、本店にきて買ったほうがいいようだ。このときも大体1割〜2割くらいは安くしてくれたし、なんだかお土産をたくさんもらえた。

妻が購入の手続きをしている間に、店内をいろいろ見てまわっていると、お店の一角にどうも強力なフォースの力を感じる。なんだろう、この感じは。


こ、これは!!!



そんなばかな!!


「You don't know the power of the dark side」

暗黒卿ダースベイダーがそこにいた。


ダースベイダーの面をそのまま面頬に、銀河帝国軍のマークを前立てにあつらったその姿はまさに暗黒。そばでみているだけで寒気がするほどに恐ろしいフォースをだしている。兜も鎧もすべて深い黒であつらえてあり、まさに漆黒。ダースベイダーと鎧兜ってミスマッチな気がするけれども、実際に目にしてみると、異様な迫力があり、全く違和感がない。

そういえば、だいぶ前に何かの記事で、ダースベイダーの鎧兜があるというのを読んだ気がするけれども、まさか吉徳にあるとは。帰ってきて見てみると、吉徳のホームページにも特別サイトで紹介されていた。受注生産販売で、鎧飾りが¥346,500で兜飾りが¥189,000とそれほど高くない(高いよと思う方もいるでしょうが、鎧兜の平均的な価格とあまりかわらないのです)。

妻に、今度男の子が産まれたら、ダースベイダーどうよ?と聞いてみたら、ダースベイダーって悪い人なんでしょ?そんなの自分の子供にあげてどうすんの?と正論でつっこまれてしまった。自分でも気がつかないうちにダークサイドに惹きこまれていたようだ。おそるべしダースベイダー。


The force it with you!「フォースと共に」